デビットカードは銀行口座と紐づいて決済が行われるカードのことを言い、買い物などで利用すると、その場で即座に銀行口座から直接お金が引き落とされます。
カード会社が支払いの立て替えを行うクレジットカードとは異なり、ムダ遣いを抑制できたり、審査が不要なため即座に発行でき誰でも利用しやすいというメリットがあります。
現在、新型コロナの感染拡大の影響もあり、買い物などでも非接触での対応が求められる中、クレジットカードなどを利用しなくても手軽にキャッシュレス決済が行えると、デビットカードの人気も高まってきています。
そこで、当記事ではおすすめのデビットカードをランキング形式で5つご紹介します。
ポイント還元や手数料など、特典やサービスの内容をしっかりとチェックし、よりお得なデビットカードを選ぶようにしましょう。
デビットカード比較ポイント
デビットカード比較項目
- 年会費の安さ
- ポイント還元率・キャッシュバック率の高さ
- 手数料の有無(発行手数料、振込手数料、ATM手数料)
- 国際ブランド(Visa・Mastercard・JCB)
デビットカード比較ポイント
デビットカードを選ぶ際に一番重視すべきポイントは、ポイント還元率・キャッシュバック率、そして年会費の有無といったコスト面です。
デビットカードの中には、ポイント還元率やキャッシュバック率が1.0%以上のものもあるなど、日常的な買い物の利用でお得にポイントが貯められたり、商品と交換できるものがあります。
なるべくポイント還元率やキャッシュバック率が高いカードを選択するとよいでしょう。
また、いくらポイント還元率が高くても、年会費やATM手数料といったコストが高くかかってしまうのでは意味がありません。
そのため、年会費が無料のものや、他行ATM入出金手数料の無料回数が多いものなどを選ぶことが大切です。
そして、デビットカードにはVisa、Mastercard、JCBの3つの国際ブランドがあります。
どの国際ブランドを選ぶかによって、国内外で利用できる店舗が異なるため、比較検討する上で国際ブランドにも注目しておきましょう。
今回は、年会費が無料で、ポイント還元率の高い、コスパの良いカードを中心に、おすすめのデビットカードを選びました。
デビットカードおすすめランキング
1位.イオン銀行CASH+DEBIT
カード名 | イオン銀行CASH+DEBIT |
---|---|
発行会社 | イオン銀行 |
国際ブランド | JCB |
初年度年会費(税込) | 0円 |
2年目以降年会費(税込) | 0円 |
キャッシュバック還元率下限 | – |
キャッシュバック還元率上限 | – |
ポイント還元率下限 | 0.50% |
ポイント還元率上限 | 1.00% |
1日最大利用限度額 | 100万円 |
不正利用時の補償 | ○ |
このデビットカードをおすすめする理由
イオン銀行CASH+DEBITをおすすめする理由は、年会費が永年無料であり、ポイント還元率も最大で1.00%とトップクラスの還元率を誇っている点です。
ポイント還元率は通常の利用では0.50%と他のデビットカードとあまり変わらないものの、イオングループの対象店で利用したり、WAONのオートチャージを設定して支払いに利用したりすることで、ポイント還元率は1.00%となり、お得に利用することができます。
また、「イオン銀行Myステージ」という会員ランクを決める基準を設けているところも大きな特徴です。
イオン銀行スコアが貯まる対象取引を行うことで、会員ステージがあがり、プラチナステージへとランクアップすることで、
- 普通預金金利→最大年率0.10%
- 他行ATM入出金手数料→最大月5回 0円
- 他行宛振込手数料→最大月5回 0円
と銀行取引をお得に利用できるサービスも充実しています。
デメリットは、ポイント還元率の下限が0.50%と低く、条件が揃わなければ1.00%の高還元率の恩恵を受けられないという点です。WAONが利用できる店舗が限られているため、人によってはお得に利用できない可能性もあります。
2位.Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)
カード名 | Sony Bank WALLET(Visaデビットカード) |
---|---|
発行会社 | ソニー銀行 |
国際ブランド | VISA |
初年度年会費(税込) | 0円 |
2年目以降年会費(税込) | 0円 |
キャッシュバック還元率下限 | 0.50% |
キャッシュバック還元率上限 | 2.00% |
ポイント還元率下限 | – |
ポイント還元率上限 | – |
1日最大利用限度額 | 200万円 |
不正利用時の補償 | ○ |
このデビットカードをおすすめする理由
Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)をおすすめする理由は、年会費が永年無料で、最大で2.0%のキャッシュバックが受けられる可能性があるという点です。
キャッシュバック率は「優遇プログラム Club S」のステージによって決められ、
- シルバー 1.0%
- ゴールド 1.5%
- プラチナ 2.0%
とステージが上がるごとにキャッシュバック率が高くなるよう設定されています。
ポイント還元ではなく、キャッシュバックというところも大きなメリットです。
ポイントでの還元の場合、商品の引換えやポイントの還元の手続きを行う必要がありますが、利用金額の0.5%~2.0%を毎月キャッシュバックできるため、ポイントを消費する必要がなく、買い物以外の用途でも使うことができます。
また、振込手数料やATM利用手数料の無料回数に関しても「優遇プログラム Club S」のステーが上がるごとに、回数が増える仕様となっており、ソニー銀行の利用状況にあわせて、お得に使えるサービスが充実しています。
デメリットは、優遇プログラムのステージのランクアップ条件が厳しく、シルバーに上がる場合でも預金残高が合計で300万円以上となるという点です。
ランクアップできなければ当然、キャッシュバック率は0.50%と低くなってしまうため、ソニー銀行の口座にある程度預金残高がある方にはおすすめのデビットカードと言えるでしょう。
3位.GMOあおぞら銀行Visaデビット付キャッシュカード
カード名 | GMOあおぞら銀行Visaデビット付キャッシュカード |
---|---|
発行会社 | GMOあおぞら銀行 |
国際ブランド | VISA |
初年度年会費(税込) | 0円 |
2年目以降年会費(税込) | 0円 |
キャッシュバック還元率下限 | 0.60% |
キャッシュバック還元率上限 | 1.50% |
ポイント還元率下限 | – |
ポイント還元率上限 | – |
1日最大利用限度額 | 100万円 |
不正利用時の補償 | ○年間100万円まで |
このデビットカードをおすすめする理由
GMOあおぞら銀行Visaデビット付キャッシュカードをおすすめする理由は、キャッシュバック率が最大で1.50%と高く、年会費も永年無料という点です。
キャッシュバック率は、カスタマーステージにあわせて通常ステージで0.6%、最上位となる「4テックま君」のステージで1.50%と、高くなっていきます。
また、ステージがあがるとともに、ATM出金手数料や他行あて振込手数料の無料回数も上がるようになっており、最大でそれぞれ月15回無料で利用できるようになります。
そして、ポイント還元ではなく、キャッシュバックというところも魅力です。商品と交換する手間やポイントの利用上限などを気にせず利用できるとことも大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)と同様、会員ステージを上げるための条件が厳しいというところがデメリットと言えます。1.50%のキャッシュバックを受けるためには外貨普通預金残高が500万円以上必要となるため、条件を満たすことができない方も多いでしょう。
4位.住信SBIネット銀行ミライノ デビット(Mastercard)
カード名 | 住信SBIネット銀行ミライノ デビット(Mastercard) |
---|---|
発行会社 | 住信SBIネット銀行 |
国際ブランド | MasterCard |
初年度年会費(税込) | 0円 |
2年目以降年会費(税込) | 0円 |
キャッシュバック還元率下限 | – |
キャッシュバック還元率上限 | – |
ポイント還元率下限 | 0.80% |
ポイント還元率上限 | 0.80% |
1日最大利用限度額 | 200万円 |
不正利用時の補償 | ○年間1000万円 |
このデビットカードをおすすめする理由
住信SBIネット銀行ミライノ デビット(Mastercard)をおすすめする理由は、年会費が永年無料で、ポイント還元率が0.80%と還元率が変動せず、安定してポイントの高い還元が受けられるという点です。
他行のカードは1.00%や2.00%など、高い還元率を武器にしているところも多くありますが、会員ステージが上がらないとその恩恵を受けられないなど、条件が厳しいところも多くあります。
その点、こちらのカードは還元率が使い方やランクなどにあわせて変動しないため、誰でも高い還元率で利用ができるようになっています。
また、盗難や不正利用時の補償も厚く、個人では年間100万円、法人では年間1,000万円を上限金額として補償を受けることができます。
デメリットとしては、キャッシュバックではなく、ポイントでの還元という点が挙げられます。また、他行のランクアップ条件を満たしており、高い還元率のカードを持てる方にとっては、0.80%のポイント還元は物足りなく感じるでしょう。
5位.楽天銀行デビットカード(JCB)
カード名 | 楽天銀行デビットカード(JCB) |
---|---|
発行会社 | 楽天銀行 |
国際ブランド | JCB |
初年度年会費(税込) | 0円 |
2年目以降年会費(税込) | 0円 |
キャッシュバック還元率下限 | – |
キャッシュバック還元率上限 | – |
ポイント還元率下限 | 1.00% |
ポイント還元率上限 | 1.00% |
1日最大利用限度額 | 限度額なし |
不正利用時の補償 | ○ |
このデビットカードをおすすめする理由
楽天銀行デビットカード(JCB)をおすすめする理由は、年会費が永年無料で、ポイント還元率が1.00%と高いところです。
会員ランクなど関係なく、利用金額100円あたり、楽天ポイントが1ポイント付与され、1ポイントをデビット1円分としてデビットカードの支払いに利用できるため、ポイントをわざわざ交換する手間もなく、ポイントをお得に利用しやすいという点が大きなメリットと言えます。
デメリットとしては、ATM利用手数料や他行銀行手数料などの無料回数が少なく、条件が厳しいという点が挙げられます。
楽天の会員プログラム「ハッピープログラム」は5段階ありますが、一番下の「ベーシック」ではATMや他行銀行の手数料の無料回数がなく、一番ランクが上の「スーパーVIP」でもATM利用料が7回、他行銀行手数料は3回と無料回数が少ないという特徴があります。
コメントを残す