決済の際に口座からリアルタイムで引き落としが行われる「デビットカード」。
クレジットカードが支払いの際に一度カード会社が立替えをするのに対し、デビットカードは自分の口座残金の範囲内でしか利用ができないため、与信審査が不要ですぐに発行できるという点がメリットと言えます。
クレジットカードの審査がなかなか通らない法人でも利用しやすいため、持っておくと便利です。
当記事では、おすすめの法人デビットカードをランキング形式で5つご紹介します。
法人デビットカード比較ポイント
法人デビットカード比較項目
- ポイント還元率、キャッシュバック率の高さ
- 振込手数料
- 年会費
- 付帯サービスの充実
法人デビットカード比較ポイント
法人デビットカードで一番重視すべきポイントは、キャッシュバック率やポイント還元率の高さです。
還元率が高いカードを選ぶことで、利用額が多くなればなるほどポイントやキャッシュバックが多くなり、お得にカードを利用することができます。
また、振り込み手数料と年会費にも注目。年会費や振込手数料などの費用がかからないものを選ぶことで、会社の経費の節約にもつなげることができます。
そして、付帯サービスの充実しているかどうかも選ぶ際の重要なポイントです。
盗難保険や海外旅行保険などがついている法人デビットカードもあるため、利用用途にあわせて付帯保険もチェックしておきましょう。
今回は、特に「キャッシュバック率やポイント還元率の高さ」と振込手数料の有無など、コスパの良さを重視しておすすめのデビットカードを選定しました。
法人デビットカードおすすめランキング
1位.GMOあおぞらネット銀行Visaビジネスデビット
カード名 | GMOあおぞらネット銀行Visaビジネスデビット |
---|---|
発行会社 | GMOあおぞらネット銀行 |
国際ブランド | VISA |
初年度年会費(税込) | 0円 |
2年目以降年会費(税込) | 0円 |
法人口座維持手数料 | 0円 |
法人口座振込手数料 | インターネット利用時 同行宛 3万円未満 0円 同行宛 3万円以上 0円 他行宛 3万円未満 166円 他行宛 3万円以上 261円 |
最大キャッシュバック還元率 | 1.00% |
最大ポイント還元率 | – |
1日最大利用限度額 | 500万円 |
第三者不正利用の補償 | 〇1,000万円 |
このデビットカードをおすすめする理由
GMOあおぞらネット銀行Visaビジネスデビットの魅力は、なんといってもキャッシュバック率が高く、年会費や維持費などがかからないことから、経費削減を狙えるという点です。
毎月利用額から1.0%のキャッシュバックを受けることができ、ポイントバックとは異なり、使い道が制限されないことから、お得に利用することができます。
年会費や維持費用もかからないため、非常にコスパの良いカードと言えます。
また、同行間の振込手数料は無料、他社口座宛の手数料も3万円未満なら166円、3万円以上でも261円と手数料が安いため、経費削減も叶います。
安全性にも定評があり、盗難や紛失などで不正にカードを利用された場合にも、1,000万円まで補償してもらうことができます。
経費削減を目指したいという法人であれば、まず持っておいて損はないカードの1つと言えるでしょう。
GMOあおぞらネット銀行自体が2018年7月にサービスを始めた比較的新しいネット銀行のため、利用している企業が少なく、有料道路の支払いなど、一部のサービスの支払い方法として選択できないというデメリットもあるため、注意が必要です。
2位.楽天銀行ビジネスデビットカード(JCB)
カード名 | 楽天銀行ビジネスデビットカード(JCB) |
---|---|
発行会社 | 楽天銀行 |
国際ブランド | JCB |
初年度年会費(税込) | 1,100円 |
2年目以降年会費(税込) | 0円 |
法人口座維持手数料 | 0円 |
法人口座振込手数料 | インターネット利用時 同行宛 3万円未満 52円 同行宛 3万円以上 52円 他行宛 3万円未満 168円 他行宛 3万円以上 262円 |
最大キャッシュバック還元率 | 1.00% |
最大ポイント還元率 | – |
1日最大利用限度額 | 3000万円 |
第三者不正利用の補償 | – |
このデビットカードをおすすめする理由
楽天銀行ビジネスデビットカード(JCB)の最大のポイントは、キャッシュバック率が1.0%と還元率が高く、振込手数料も比較的安いというところにあります。
振込手数料は同行間で52円、他行間では3万円未満で168円、3万円以上で262円と、1位のGMOあおぞらネット銀行Visaビジネスデビットにはやや劣るものの、楽天カードの利用者が多いところから、コスト削減が期待できます。
また、発行手数料は1,100円(税込)かかるものの、1口座あたりでのカード発行枚数が9,999枚と多いところも、楽天銀行ビジネスデビットカードのユニークな特徴です。
ただし、盗難補償が付帯されておらず、いざというときの補償が期待できない点がデメリットと言えます。
楽天銀行間での取り引きが多い法人にはおすすめできるデビットカードです。
3位.法人用デビット付キャッシュカード「ミライノ デビット(Mastercard)」
カード名 | 法人用デビット付キャッシュカード「ミライノ デビット(Mastercard)」 |
---|---|
発行会社 | 住信SBIネット銀行 |
国際ブランド | Mastercard |
初年度年会費(税込) | 0円 |
2年目以降年会費(税込) | 0円 |
法人口座維持手数料 | 0円 |
法人口座振込手数料 | インターネット利用時 同行宛 3万円未満 50円 同行宛 3万円以上 50円 他行宛 3万円未満 160円 他行宛 3万円以上 250円 |
最大キャッシュバック還元率 | – |
最大ポイント還元率 | 0.80% |
1日最大利用限度額 | 200万円 |
第三者不正利用の補償 | 〇1,000万円 |
このデビットカードをおすすめする理由
法人用デビット付キャッシュカード「ミライノ デビット(Mastercard)」は、住信SBIネット銀行の法人デビットカードで、MastercardとVISAの2種類のタイプがあります。
このうち、「ミライノ デビット(Mastercard)」は、ポイント還元率0.8%と比較的還元率が高いところが大きなメリットと言えます。
年会費は初年度でも2年目以降でも無料であり、振込手数料も同行間では50円、他行宛では160円から250円と格安であることも、大きな特徴です。
また、WEBサイトのデビット会員用ページで、デビットカードの利用明細を確認することも可能。利用の際にはお知らせメールも届くため、リアルタイムでの経費の確認でき、不正利用の防止効果も高いデビットカードです。
デメリットとしては、コンビニエンスストアなどにおける店頭での公共料金の支払いや高速道路料金などの支払いには使用することができない点です。
4位.法人用デビット付キャッシュカード「ミライノ デビット(Visa)」
カード名 | 法人用デビット付キャッシュカード「ミライノ デビット(Visa)」 |
---|---|
発行会社 | 住信SBIネット銀行 |
国際ブランド | VISA |
初年度年会費(税込) | 0円 |
2年目以降年会費(税込) | 0円 |
法人口座維持手数料 | 0円 |
法人口座振込手数料 | インターネット利用時 同行宛 3万円未満 50円 同行宛 3万円以上 50円 他行宛 3万円未満 160円 他行宛 3万円以上 250円 |
最大キャッシュバック還元率 | – |
最大ポイント還元率 | 0.60% |
1日最大利用限度額 | 200万円 |
第三者不正利用の補償 | 〇1,000万円 |
このデビットカードをおすすめする理由
法人用デビット付キャッシュカード「ミライノ デビット(Visa)」はポイント還元率が0.6%と他行のカードに比べると還元率の高さがウリとなっています。
Mastercard同様、年会費が永年無料であることや、振込手数料の安さから、経費削減効果が期待できます。
デメリットとしては、Mastercardに比べると還元率がやや劣ることや、クレジットカードなどに比べてショッピング保険や国内旅行損害保険、海外旅行損害保険などの各種保険が付帯してない点が挙げられます。
5位.JNB Visaデビット
カード名 | JNB Visaデビット |
---|---|
発行会社 | ジャパンネット銀行 |
国際ブランド | VISA |
初年度年会費(税込) | 0円 |
2年目以降年会費(税込) | 0円 |
法人口座維持手数料 | 0円 |
法人口座振込手数料 | インターネット利用時 同行宛 3万円未満 55円 同行宛 3万円以上 55円 他行宛 3万円未満 176円 他行宛 3万円以上 275円 |
最大キャッシュバック還元率 | 1.00% |
最大ポイント還元率 | 0.20% |
1日最大利用限度額 | 500万円 |
第三者不正利用の補償 | 〇500万円 |
このデビットカードをおすすめする理由
JNB Visaデビットは、年会費・発行手数料が無料で、利用額500円につき1JNBスター(1JNBスター=現金1円)のポイントが貯まるなど、コスト削減効果が期待できます。
振込手数料も安く、第三者不正使用保険が付帯されるなど、サービスも充実していてコスパの良さも魅力。
また、ネット専用の番号を最大で4つ発行することができ、番号の変更や停止、再開などを自由に行うことができます。
部署ごとに番号を使い分けることができるため経費の管理もしやすく、複数人でデビットカードを利用したい法人にもおすすめのカードです。
ただし、0.20%のポイント還元は受けられるものの、楽天銀行など他行のデビットカードやクレジットカードに比べると還元率が低く、還元率を重視する方にとっては、若干物足りなく感じるでしょう。
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